カナダの薬局チェーンであるロンドンドラッグスが、サイバー攻撃を受けて全ての店舗を閉鎖する措置を取ったことが明らかになったことをBleepingComputerが伝えています。
同社は、事件が発覚した2024年4月28日に、西カナダ全域の店舗を即座に休業とし、サイバーセキュリティ会社の協力を得て、被害の封じ込めとシステムの復旧作業を進めています。ロンドンドラッグスによれば、現在のところ顧客や従業員のデータが漏洩した証拠は確認されていないとのことです。
顧客が急を要する医薬品を必要とする場合は、地元の薬局と連絡を取るよう呼びかけています。
ロンドンドラッグスは、アルバータ州、サスカチュワン州、マニトバ州、ブリティッシュコロンビア州に80以上の店舗を持ち、9,000人以上の従業員がいる医薬品および薬局チェーンです。事件の詳細については、引き続き調査中であり、さらなる情報が得られ次第公表される予定です。
最近、HOYAのサイバー攻撃による長期間の出荷停止も記憶に新しいところです。このような事件は日本国内でも発生する可能性が高まっています。